Search
• 用便の際のマナー
トイレに入る時には、祈願の言葉を唱えるべきとされます。教友アナスは、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)がトイレに入る時にはこう言ったものであると伝えています:
「アッラーよ、私はあなたに男女の悪魔からのご加護を乞います。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承)
また預言者の妻の一人アーイシャによれば、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は用便を済ませて出てくると、こう言ったものでした:
「(アッラーよ、)あなたにお赦しを求めます。」(アブー・ダーウードとアッ=ティルミズィーとイブン・マージャの伝承)
ムスリムは用便の際、キブラ(マッカの方向)に顔や背を向けたりすることを禁じられています。教友アブー・フライラは、アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)がこう言ったと伝えています:
「排便する時にはキブラの方を向いたり、あるいはそちらに背を向けたりしてはならない。」(アブー・ダーウードとイブン・マージャの伝承)
またムスリムは屋外で用便する際には、人目のつかない場所に身を隠さなければなりません。教友ジャービルはこう伝えています:
「預言者は用を足したくなった時にはいつでも、誰の目にもつかないような場所に赴いたものでした。」(アブー・ダーウードの伝承)
またムスリムは用便を終えた際、汚い場所を洗浄するにあたって右手を用いることを禁じられています。アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:
「何か飲む時には、その器の中に息を吹き込むのではない。また用を足しに行く時には、右手で局部に触れるのでない。また右手で汚物を除去してもいけない。」(アル=ブハーリーの伝承)