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配偶者と性交渉する際のマナー
イスラームにおいて 配偶者と性交渉する前には、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)がそうしていたように、アッラーの御名を唱えるべきとされます。アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:
「 (性交渉のために)妻のもとに赴く際に、“アッラーの御名において。アッラーよ、私たちから悪魔を遠ざけて下さい。そしてあなたが私たちにお授け下さるものから、シャイターンを遠ざけて下さい」と言う者は、もしその時彼らの間に子供が授けられることになっていたのなら、シャイターンはその子を害することがないであろう。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承)
また配偶者は共に楽しみ合うことが勧められています。アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は、教友ジャービルにこう言いました:
「ジャービルよ、結婚したのか?」ジャービルは言いました:「はい。」預言者は言いました:「処女か、それとも既婚者か?」ジャービルは言いました:「既婚者です。」預言者は言いました:「どうして処女と結婚しないのか?一緒に遊び、お互いに笑い合うことが出来るというのに。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承)
また預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の妻の一人であるアーイシャは、こう伝えています:
「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は彼の断食中に、私に接吻したものでした。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承)
配偶者同士は、好きなように戯れ合うことが許されています。ある時教友ウマルは預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)のもとにやって来て、次のように言いました:
「アッラーの使徒よ、私はもうだめです。」アッラーの使徒は言いました:「何がもうだめなのだ?」彼は言いました:「私は夜に、(妻との性交の)体勢を変えてしまったのです!」アッラーの使徒は何も答えませんでしたが、ウマルはこう伝えています:「その時、クルアーンの次の節がアッラーの使徒に下ったのです:-あなた方の妻たちはあなた方の耕作の場である。ゆえにどこでも望む所から、耕作するがよい。,(クルアーン2:223)」(アッ=ティルミズィーとイブン・マージャの伝承)
また男性は射精後、女性の気分を害さないためにも、すぐ彼女から離れてしまわないようにすべきであるとされます。また配偶者同士が二人の間の秘め事を他人に漏らしたりすることは、固く禁じられています。アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:
「実に審判の日にアッラーの御許で最悪の場所にある者とは、妻と性的関係をもった後にその秘密を暴くような者である。」(ムスリムの伝承)