睡眠に関するマナー

ムスリムは就寝の際、アッラーの御名を唱えてから体の右側を下にして横になり、かれ以外の何ものも自分を害するものはないということを確認します。アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:

「就寝する時には、腰巻で寝床を振り払うのだ。そしてアッラーの御名を唱えよ。というのも、(その寝床の主は、彼が)そこを後にしてから何がそこに入って来たかを知らないからである。そして横になる際には体の右側を下にして、こう言うのだ:“崇高なるかな、わが主よ。あなたの御名において私は就寝し、また起床します。私の魂を(眠っている間にその死でもって)引き留められるならば、それにご慈悲をおかけ下さい。そしてもしそれを解き放って生き続けさせるというのであれば、あなたが正しいしもべを守護されるところのものでもって、それをお守り下さい。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承)

一方起床する際には、アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)が唱えていた次のような祈りの言葉を唱えることが推奨されています。教友フザイファはこう伝えています:

「預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は夜就寝する際には、右手を頬の下に置いてこう言ったものでした:“アッラーよ、私はあなたの御名において死に、そして生きます。”そして起床する時にはこう言ったものでした:“私たちを死なせた後に生き返らせられたアッラーに、全ての賞賛あれ。そしてかれにこそ、(最後の日の)召集があります。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承)

またムスリムは、夜の早い時間に就寝するべきとされます。但し何らかの必要性がある場合はその限りではありません。

「預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は夜の礼拝(イシャーの礼拝)の前に眠ること、及びその後に話すことを厭われました。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承)

また、うつぶせに寝ることはイスラームにおいて忌避されています。教友アブー・フライラによれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)はうつぶせに寝ている者の横を通りかかった際、その者を足で小突いてこう言いました:

「実にアッラーは、そのように寝ることをお嫌いになられる。」(アッ=ティルミズィーの伝承)

また就寝前には、何らかの害を及ぼす恐れのあるものに対して用心することが必要とされています。アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:

「実にその火は、あなたの敵である。ゆえに就寝時にはそれを消すのだ。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承)

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