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どのようにグスル(全身沐浴)を行うか?

3026 2012/12/22 2024/04/26

w意図(ニーヤ):ムスリムはその原因が性行為の後であろうと、あるいは月経や出産後の悪露の後であろうと、大きな穢れ[1]の状態から自らを清めるためにグスルをすると意図します。

w「ビスミッラー(アッラーの御名と共に始めます)」と唱えます。

wまず両手を、それから陰部を洗います。

wそれからサラー(礼拝)のそれと同様に、ウドゥー[2]をします。尚両足の洗浄は、グスルの終わりまで先送りにすることが出来ます。

w頭部に、両手いっぱいの水を少なくとも3回かけます。そして水が髪の毛の根元と頭部の地肌まで届くよう、指で髪の毛とひげをしごきます。

wそれから残りの全身に水をかけます。その際にはまず体の右側から始めるようにします。そして脇の下や耳、へそなども洗い忘れてはなりません。尚体にたるみなどがある場合、たるんで皺になった部分にまで満遍なく水が行き届くようにしなければなりません。そしてウドゥーの際に両足を洗っていなければ、ここで両足を洗います。預言者ムハンマド(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の妻アーイシャはこう伝えています:

「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は性交渉後にグスルする際には、まずその両手を洗い、それから右手で左手に水を注ぎ、それでもって陰部を洗浄しました。そしてその後にはサラー(礼拝)の時にするように、ウドゥーをしました。それから水を手に取り、それを指でもって髪の毛の根元にまですり込みました。そして最後に両足を洗いました。」(ムスリムの伝承:316)

グスルが義務付けられる原因は以下の通りです:

1)射精、夢精など。

2)性交。射精があったかどうかは問われません。

3)月経の終了後。

4)出産後の出血の終了後。

 



[1]「穢れ」には大きな穢れと小さな穢れの2種類があります。詳細はまた後に触れます。

[2]「ウドゥー」とは、小さな穢れを除去するために、体の特定の部位を洗浄することです。この詳細もまた後に言及します。

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